価格: | ¥641 |
著者: | 村上元三 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 1986年10月 |
ISBN: | 9784195981580 |
種類: | 文庫 (徳間文庫) |
在庫状況: | |
寛文四年、幕閣の命により切腹、家名の断絶した旗本奴水野十郎左衛門の遺児菊之進は、七歳にして母と離され、阿波蜂須賀家お預けの身となり、出家した。十余年後、阿波をとび出し、瞼の母をたずねて旅立つ青年普化僧普鈴の前に、次々と襲いかかる無法者の凶刃。手にする一管の竹が奏でる母恋しの音色が、今日も江戸の空の下を流れてゆく…。巨匠村上元三の名作時代小説長篇。