価格: | ¥995 |
著者: | 藤巻一保 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 2001年12月 |
ISBN: | 9784198505486 |
種類: | 新書 (Tokuma novels) |
在庫状況: | |
吉備真備は三十六年の歳月を経て再び唐へ向かった。妖魔・長屋王の祟りを鎮めるため、唐留学中の阿倍仲麿に助けを求めたのだ。しかし彼の地では玄宗が政治に倦み、楊国忠が国を壟断していた。仲麿の妻や僧・弁正も魔の手にかかり無念の死を遂げていた。その弁正が命を賭して、手記『妖狐秘要』を書き残していた。そこには楊貴妃の正体や、長屋王の怨霊について驚愕の事実が記されていたのだ。真備は仲麿を促し、共に帰朝して国難にあたろうとするが、二人の前に楊国忠の邪悪な権力が立ちはだかる。書下し超伝奇巨篇。