価格: | ¥900 |
著者: | 夢枕獏 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 2007年08月 |
ISBN: | 9784198507565 |
種類: | 新書 (Tokuma novels) |
在庫状況: | |
李白宛の手紙とは別に、もう一通。玄宗皇帝側近の宦官・高力士が、死の直前に安倍仲麻呂へ書き遺した手紙には、さらなる驚愕の事実が記されていた。その呪いは時を越えて結晶し、順宗皇帝は病床に臥し、瀕死の状態に陥っていた。空海は柳宗元に呪法の正体を暴くように依頼される。これをもって本格的に唐王朝の大事に関わることとなった空海は、橘逸勢や白楽天をはじめとした関係者と、大勢の楽人や料理人を率いて、驪山の華清宮へと向かった。そこは、玄宗皇帝と楊貴妃が、かつて愛の日々を繰りひろげた場所であった。果たして空海の目的はー?大河伝奇小説、遂に堂々の完結。