価格: | ¥491 |
著者: | 菊地秀行 |
出版社: | 朝日ソノラマ |
発行年月: | 1986年03月 |
ISBN: | 9784257763284 |
種類: | 文庫 (ソノラマ文庫) |
在庫状況: | |
1875年。新撰組が京都・池田屋に勤皇の志士を襲ってから、10年が過ぎた。その間各地で幕府軍は圧倒的な勝利を収め、土佐・長州はすでに降伏し、鳥羽伏見で西郷が重傷を負った薩摩も、幕府に屈するのは時間の問題となっていた。勝利の要因が機械人間等の科学王国フランスが貸与した最新兵器にあったとはいえ、時の大勢はほぼ決していたのである。ただ唯一幕閣が懸念するのは、《龍馬ある限り、陽は沈まぬ》と讃えられた坂本龍馬の行方であった。