価格: | ¥1320 |
著者: | 田中登(国文学) |
出版社: | 笠間書院 |
発行年月: | 2011年02月 |
ISBN: | 9784305706058 |
種類: | 単行本 (コレクション日本歌人選) |
在庫状況: | 在庫あり |
紀貫之。日本の和歌に漢詩に基づく機知的な表現を導入し、明治期まで続いた長い和歌伝統の礎を作った古今集歌人。受領階級という低い官位のまま終わったが、職能歌人として多くの屏風歌を提供、晩年には仮名文の日記紀行『土佐日記』を著すなど生涯を表現者として過ごし、『古今集』仮名序の「やまと歌は人の心を種としてよろづの言の葉とぞなれりける」と始まるその文章は、日本初の歌論として後世に多大の影響を与えた。『百人一首』に「人はいさ心も知らずー」の名歌を残す。