価格: | ¥3080 |
著者: | 加藤九祚 |
出版社: | 河出書房新社 |
発行年月: | 2011年04月 |
ISBN: | 9784309225432 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
ロシア人ニコライ・ネフスキーは1915年に来日、十四年間の日本滞在中に、オシラ神・アイヌ語・宮古方言などの日本民俗・言語・文化研究に大きな業績を残し、1929年、革命後の故国に帰り、西夏語研究などに前人未踏の境地を拓いた。しかし、無惨にも、彼の学問とは無縁の「国家叛逆罪」という無実の罪によって、日本人の妻イソとともにいわゆる「粛正」の犠牲となった。ライフワークともいえる永年の調査・研究をもとに、この悲劇の天才の学問と生涯を感動的に描き出す。ロシアの地で消された天才言語学者の、生涯を追ったノンフィクション。大佛次郎賞受賞。その後の「死の真相」解明を増補し、完本として復刊。