将軍家に連なる身分を隠して気ままな旅を続けていたが、大坂で同宿した旗本が殺され、印篭が奪われた事件の真相を探るべく山陽道から西国・長崎へ向かった松平長七郎一行に次々と危機が迫る。そして長崎で彼らを待ち受けていたのは幕府を揺るがしかねない陰謀だった…。人気を博した痛快時代小説、待望のシリーズ完結編。