価格: | ¥1430 |
著者: | 藤本 大三郎 |
出版社: | 共立出版 |
発行年月: | 1986年01月01日頃 |
ISBN: | 9784320053250 |
種類: | 全集・双書 (未来の生物科学シリーズ 1) |
在庫状況: | お取り寄せ |
あらゆる病気の中で、がんが一番恐しいということになっている。事実日本人の死亡第一位である。しかし今では、がん患者のざっと半分は治すことができる。治療に失敗した人のほとんどは、がんが転移したためだという。つまりがんは転移さえしなければ、そんなに恐い病気ではないのだ。転移のメカニズムの分子レベルの研究は遅れているけれども、最近フィブロネクチンとラミニンというタンパク質が、がんの転移と関係があることがわかってきた。このふたつのタンパク質の研究から、がんの転移をくいとめる方法のヒントが、えられるかもしれない。このタンパク質は未来のバイオのスターの素質をもっている。