アメリカ新大統領選出に伴い、米国内で対日強硬論者が台頭、政治・経済・文化すべてにおいて日米両国は一触即発の危機的状況を迎えた。防衛庁は、米軍精鋭部隊による日本への限定攻撃計画の存在を掴み、超法規的捜査権を持つ特務機関員・矢頭武久に極秘捜査を依頼する。そんな折、ホワイト・ハウスで超保守主義を唱えていた元外交ブレーンが来日、軍事クーデターを画策していた航空自衛隊内の反米民族主義派は、その搭乗機撃墜を機に総決起すべくＦ１支援戦闘機を緊急発進させるー。全面戦争へのシナリオを回避せよ。