米軍で第二次南北戦争の劫火があがり南軍は圧倒的な兵力をもって北上、北軍の西海岸および五大湖周辺の州を席捲していった。窮地に陥った北軍の支援に日本帝国軍は、怒濤の勢いで侵攻する南軍を背後から衝くべく、南米コロンビアを中心とした五カ国同盟を結成させ、ガラパゴス諸島を一大兵站地にして、コロンビア各地の橋頭堡から、布哇（ハワイ）方面軍第三、第四軍の大軍をもってパナマ運河の攻略作戦に突入した。そして、日本の横須賀軍港では、大和と同型艦の戦略空母『武蔵』の竣工式が行われていた。