価格: | ¥660 |
著者: | 龍一京 |
出版社: | 廣済堂出版 |
発行年月: | 2006年04月 |
ISBN: | 9784331612217 |
種類: | 文庫 (広済堂文庫) |
在庫状況: | |
いつだって、弱いものが割りを食うのだ。被害者を守るべき法律にしたところで、結局加害者を守り、被害者は泣き寝入りせざるを得ない。被害者の悔しさ、怨みをいったい誰が晴らしてくれるのか。法律に正義がないなら、自分が裁くしかないー。娘を強姦の上殺害された警官・富樫は、警察という組織を隠れ蓑に、独り密かに弱いものの代わりに犯罪者を抹殺していく。だが、時効でのうのうとしている娘を殺した犯人はいったいどこに?定年を迎えた富樫はその戦いをエスカレートさせていくが、ついに警察の知るところとなる。逃亡しながらの必死の追跡行は…。正義とは何かを問う、著者渾身の書下ろし長篇小説。