価格: | ¥902 |
著者: | 広津崇亮 |
出版社: | 光文社 |
発行年月: | 2019年08月21日頃 |
ISBN: | 9784334044299 |
種類: | 新書 (光文社新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
二〇一五年三月、「線虫が、非常に高い精度でがん患者の尿の匂いを嗅ぎ当てる」という論文が米科学誌に掲載され、報道番組でもトップニュースとして報じられた。九州大学の研究者だった著者は、その後起業し、実用化に向けた研究を重ね、医学界への普及活動に邁進してきた。たった尿一滴で、ステージ0の段階からがんが検知されることで、がん治療はどう変わるのか。なぜ、線虫だったのか。検査に機械ではなく生物を用いる「生物診断」の可能性は?各種メディアで注目の研究者・経営者が、自身の歩みや、誰も思いつかなかった研究を生み出した発想法、研究者を目指す若者への提言などを交えつつ、二〇二〇年の線虫がん検査「N-NOSE(エヌ・ノーズ)」実用化で大きく変わるがん検診とがん治療の今後の展望を伝える。