価格: | ¥880 |
著者: | 和久峻三 |
出版社: | 光文社 |
発行年月: | 1998年06月 |
ISBN: | 9784334072940 |
種類: | 新書 (カッパ・ノベルス) |
在庫状況: | |
酒呑童子伝説を卒業論文のテーマに選んだ糸島英輔と延岡憲二は、訪れた京都の首塚大明神の老ノ坂の山林で、男の死体と三億円の入ったアルミトランクを発見、警察に届けずにその大金を持ち逃げした。糸島は、証券会社に勤める三輪山みどりに大金の運用を依頼、一夜、ふたりは結ばれる。やがて延岡が何者かに殺され、彼が惚れて通っていた祇園の高級ナイトクラブのホステス・岡谷伊那子と彼女のヒモ・久世健三郎も行方不明に…。カラのはずのアルミトランクの中に切断死体を発見して仰天する糸島。やがて、糸島とみどりもそろって姿を消す。冴える赤かぶ検事の推理、そして意外な結末が。