価格: | ¥586 |
著者: | 勝目梓 |
出版社: | 光文社 |
発行年月: | 1999年01月20日頃 |
ISBN: | 9784334727437 |
種類: | 文庫 (光文社文庫) |
在庫状況: | |
長崎の女郎・花桂は、同じ遊女屋の薄雲に元気がないのが気になっていた。それを尋ねると、薄雲は、天草四郎と情を通じたと話した。総大将の四郎が討ち死にした島原の乱が始まってから、すでに十二年が過ぎている。討たれた首は替え玉のものだったのか。四郎は、原城に散った一揆勢三万七千余の血涙の思いをはらすとも語っていた。史実に挑む「性と暴力」の新路線。