新宿・花園神社を取材中の浅見光彦が男性の死体を発見した！頭の下には桟俵という藁細工が敷かれ、近くには凶器らしき石が…。男は人形メーカーの専務で、生前“雛人形に殺される”と語っていた。やがて、遺留品の桟俵は鳥取山中の流し雛に使われたものと判明、現地で捜査中の刑事も突然失踪した！神秘的な雛人形の世界に封印された謎を光彦は解き明かせるのか。