価格: | ¥1047 |
著者: | 小林雅一 |
出版社: | 光文社 |
発行年月: | 2004年11月25日頃 |
ISBN: | 9784334933463 |
種類: | 単行本 (Kobunsha paperbacks) |
在庫状況: | |
あなたは、今、ソフト産業が提供provideするコンテンツを毎日楽しんでいるはずだ。それも、できるだけ安価low priceで、違法コピーillegal copyも海賊版pirates購入も積極的にしているだろう。しかし、このような行為の行き着く先は、「大衆文化の消滅」the end of popcultureだ。たとえばファイル交換を悪用すれば音楽はほとんどタダで手に入るから、誰もCDにお金を払わなくなり、その結果、制作者に資金が回らず、次回作に投資できない。作品の質は落ちる一方だ。日本が世界に誇るアニメ産業やゲーム業界もまた、崩壊の危機crisis of collapseに頻している。コピー問題に加え、劣悪な労働環境に現場の制作者が逃げだし始めているからだ。政府が「コンテンツ立国」を謳う一方で、もはや日本のソフト制作現場は回復不可能unrecoverableなまでに空洞化hollowing-outしている。この状況が進めば、やがてコンテンツは消滅し、あなたが楽しむものが何もなくなってしまう「大衆文化果てる未来」が到来する。