価格:¥3740
著者:京都大学防災研究所
出版社:山海堂
発行年月:2003年08月28日頃
ISBN:9784381014405
種類:全集・双書 (防災学講座)
在庫状況:
第1章では、地すべりの定義から始まり、地すべりの分類とそれらの多様なメカニズムについて解説した。とくに、地震時に発生する地すべりの研究からわかった「すべり面液状化」について詳細に説明し、多くの被害を与えてきた高速長距離運動する地すべり現象のメカニズムについて論じている。さらに、1999年広島災害など斜面崩壊が土石流化して発生する「崩壊誘起土石流」について、モデルと実験を紹介した。これらの現象は都市周辺で発生すれば深刻な被害が発生しており、今後の斜面災害研究の進むべき方向を示したものである。また第2章では、土石流の基礎から述べ、発生のメカニズム、流動のメカニズムについて理論、実験と現場の比較を通して説明し、氾濫・堆積シミュレーションの進歩とハザードマップ、対策工や避難誘導の研究の紹介を行い、土石流研究の現状と将来展望を説いている。さらに第3章では、1964年の新潟地震災害から1995年の兵庫県南部地震までの地震で発生した主要な液状化現象による被災事例やクイッククレー、クイックサンド現象とそのメカニズムを解説し、さらに液状化の発生メカニズム、発生予測法の研究の進展、ハザードマップ作成技術の進展について論じている。
商品画像
この著者の別の本
 
Copyright (C) 2014 Harumeki-Web All Rights Reserved.