個人の信用を担保にするクレジットビジネスは、社会経済の基盤として着実に成長してきた。ところがいま、金融外資の攻勢で突然世界の強者との戦いを強いられるようになった。技術革新は消費者の価値観を変え、金融商品とサービスのデリバリーチャネルを変えようとしている。旧来の経営、マーケティング、リスクマネジメントはもはや通用しない。このような中で、信販、カード会社、消費者金融、銀行、流通など、日本のクレジット業界は方向感を見失っているかのようだ。クレジット戦争に勝ち残る鍵は何か。本書は米欧日における事例をもとに、クレジットビジネスの問題点や課題を指摘。将来への具体的処方箋を提示する。