人生はリハーサルの時間もなしに、それぞれの役割を演じなければならない劇である。それだけにぶっつけ本番の面白さもあるが、どんな素晴らしい人生にも、いくばくかの障害や挫折はつきものである。その障害や挫折をいかに上手にたえてゆくか…言うべくは易く、耐えうることの難しさは、人間の幾多の諸行の中に現れている。人は何を支えとして、耐えてゆくのだろうか?過ぎし日の先哲の教え、挫折を見事に乗り切って、現在華々しい活動を続けている財界著名人の足跡の中に、本書はその答えを見い出さんとしている。昭和53年からのロングセラーが新装版で登場。