価格: | ¥1320 |
著者: | 福田 清人/河合 靖峯 |
出版社: | 清水書院 |
発行年月: | 2016年08月01日頃 |
ISBN: | 9784389401061 |
種類: | 全集・双書 (人と作品) |
在庫状況: | |
小説家、戯曲家、評論家、翻訳家として活躍し、近代日本文学に夏目漱石とともに大きな影響を与えた森鴎外は、文久二年津和野藩(島根県)の典医の家に生まれた。幼い頃から儒教と医学を学び、当時の東京医学校(のち東京大学医学部)に十三歳で入学し、二十歳で卒業するほどの神童であった。卒業後軍医として二十三歳でドイツに留学、専門の医学のあいまに文学、哲学、美術、演劇に親しんだ。帰朝後陸軍軍医学校教官、校長、第一師団軍医部長、陸軍軍医総監になり、かたわら『於母影』『舞姫』『即興詩人』『ヰタ・セクスアリス』『雁』などの翻訳や現代小説、『阿部一族』『山椒大夫』などの歴史小説、『渋江抽斎』などの史伝と、知的・客観的作品を発表、学術・芸術に輝かしい文化功績を残して、大正十一年七月、六十一年の生涯を閉じた。