価格:¥935
著者:加納邦光
出版社:清水書院
発行年月:2001年08月
ISBN:9784389411824
種類:全集・双書 (Century Books 人と思想 182)
在庫状況:お取り寄せ
第二次世界大戦以前の日本でのビスマルク評は、いわゆる「鉄と血」の意志で対デンマーク、対オーストリア、対フランス戦争で勝利を収め、ドイツを統一した建国の大立者というものであった。これが民主主義の時代になると、「文化闘争」や「社会主義者鎮圧法」などで強権を振るった保守反動の政治家、そしてヒトラーにつながる血なまぐさい軍国主義者というイメージが強くなり、一般に敬遠されるようになった。本書では、ビスマルクの実像に迫るため、ビスマルク個人の私生活とその生身の人間像にも視線を向ける。そしてビスマルクの政治と彼の成し遂げたドイツ統一の意味を、当時の日本との関連、また1990年のドイツ再統一や「欧州連合」との関連も踏まえながら、今一度、検証しようとするものである。
商品画像
 
Copyright (C) 2014 Harumeki-Web All Rights Reserved.