価格: | ¥555 |
著者: | 大栗丹後 |
出版社: | 春陽堂書店 |
発行年月: | 1998年11月 |
ISBN: | 9784394161325 |
種類: | 文庫 (春陽文庫) |
在庫状況: | |
関東の名城といわれる忍城の城下町は、足袋と藍染めが評価であった。正保三年の十月、その城下町で六斎市の日に合わせて、役人が江戸者の通行を厳しく取り締まっていた!いましも藍染め屋を訪ねると称して、一人の浪人と若い町人が、番所前で役人に止められて争っていた!!仲裁に入ったのは、旅の途中のご存じ二条左近と、城下一の足袋問屋の女主人である。浪人と町人と女主人の正体は?さらに、いまなぜ忍藩が江戸者を咎めるのか、左近登場の真の目的は何か?!ガッカラ薬師に隠された謎をめぐり左近の推理が冴える。果たして女の心を救えるか!!(第四十二話「光艶忍浮き城命の里」)。他に「第四十三話強艶前橋哀愛しぐれ」併収。