価格:¥598
著者:宮城賢秀
出版社:春陽堂書店
発行年月:1992年10月01日頃
ISBN:9784394169017
種類:文庫 (春陽文庫)
在庫状況:お取り寄せ
深川の無頼足巻の菊三は、浪人滝左近に悪態をついたのがもととなり、大髻をすっぱり斬り落とされてしまった。天保9年正月3日の宵の口のことであった。その足で左近は、薩摩藩留守居添役で同年の親友半田嘉藤次の火急の呼出しの料理茶屋へと向かったが、その用件とは、下谷練塀小路の表坊主手塚俊斎の殺害であった。左近の手足となって働くのは洲崎の漁師権六と、その甥っ子で鳶職の猿江の伝七、そして小間物行商人の常盤の新八という奇妙な3人の腕利きであった。当時、江戸城内大広間詰め留守居役席順決定について、諸侯間に争いが生じていた。-天保の改革で有名な水野忠邦、鳥居耀蔵を向こうにまわした熱血浪人滝左近の活躍。
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