価格: | ¥598 |
著者: | 龍一京 |
出版社: | 春陽堂書店 |
発行年月: | 1995年11月 |
ISBN: | 9784394345046 |
種類: | 文庫 (春陽文庫) |
在庫状況: | |
ろくでなしの亭主のためにその肉体を担保とされ、多額の借金に苦しむ28歳の美貌のホステス明野雅美を追い回す元ヤクザの取立て屋は、暴力を揮うことになんらの躊躇もない男だった。ただただその小龍健の暴力に怯え、打ち震えるだけで逃げる術も知らない雅美の前に、目つきの鋭い大柄な関西弁の男が立ちはだかった。二人の間に火花が散った。男はー本荘久義、43歳、神戸の生まれ。大学を出たあと兵庫県警の警察官を10年間勤め、一年前に事情があって警視庁に出向し、現在は捜査四課の刑事として暴力を担当する警部補だが、彼には私かな別の目的があった…。協力するのは極道崩れの小龍健。-本荘は怒りを胸に秘め、警察機構を利用してその復讐に挑む。新悪漢小説の力作。