価格: | ¥491 |
著者: | 曽野綾子 |
出版社: | 祥伝社 |
発行年月: | 1988年05月23日頃 |
ISBN: | 9784396320928 |
種類: | 文庫 (ノン・ポシェット) |
在庫状況: | |
「昔バビロンでは、結婚前夜、処女売春をしなければならぬという規約があった。彼女達は、夜の神殿の付近に黙せる白い花のように立って、その足もとに多少にかかわらず、金銭を置いた男に処女を与えるのである。そしてこの男から渡された金は、彼女らの手でさらに神に捧げられるのであった」。なぜ叔父はそんな話を聞かせたのか。密かに妙子が恋する叔父は、彼女を買いに来る男か、神か…。(『バビロンの処女市』より)芥川賞候補作『遠来の客たち』を始め、著者20代の記念碑的傑作集。