価格: | ¥1980 |
著者: | 諸田玲子 |
出版社: | 祥伝社 |
発行年月: | 2007年03月 |
ISBN: | 9784396632786 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
幕末の侠客・清水次郎長の元には二人の松吉がいたー一の子分として名を馳せた森の石松こと三州の松吉と、相撲取りも顔負けの巨体で豚松と呼ばれた三保の松吉である。同じように親から疎まれ次郎長のもとに身を寄せた二人だが、石松は美男の女泣かせ、博打も喧嘩もめっぽう強い兄貴肌、かたや、豚松は女も博打も大の苦手の憎めない愛嬌者。好対照ながら、二人はお互いを認め合う仲だった。しかし、青嵐のように幕末の東海道を駆けぬける彼らの前に、苛烈な運命が待ち受けていた…。任侠の道を貫き、義理と人情に生きた最後の侠客を描く傑作時代長編。