価格:¥2200
著者:茂洋
出版社:新教出版社
発行年月:2005年01月
ISBN:9784400327714
種類:単行本
在庫状況:お取り寄せ
20世紀組織神学を代表する成果の一つは、ティリッヒ『組織神学』全三巻であることは万人の認めるところだが、ティリッヒ自身はその完成前に、「できたら自分の神学を聖霊論から再構成してみたい」と語っていたというエピソードは面白い。ティリッヒ神学研究をライフワークとし、既に『ティリッヒ組織神学の構造』(1971)、『ティリッヒの人間理解』(1986)の秀作を著わした著者(神戸女学院大学名誉教授)は、ティリッヒの遺した言葉の示す線と方向を真剣に模索したあげく、ティリッヒの「存在」理解の基礎の上にある生の理解の追究を試みながら、それに応じる霊の働きの展開を把握することに努め、それと共に時間論と聖霊論そのものへの展望の可能性を真剣に探ってやまなかった。本書はその探求の成果の見事な提示である。
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