父が交通事故で他界、母も若い男と出奔して、置き去りにされた幼い京を引き取ったのは、叔父の浩介だった。銀座のホストクラブでは『キング』と呼ばれる浩介だが、京に愛情を注ぎ、男手ひとつで今日まで育ててくれたのだ。いつしか浩介に恋心を抱くようになった京は、何度も想いを告白するのだが、いつも冗談でかわされ相手にしてもらえない。そんな告白をいつになく激しく拒絶された日のこと、京は浩介のベッドで彼の名前を呼びながら、自分を慰めているところを見つかってしまう。禁じられた恋には封印された過去が…。