価格:¥3135
著者:判沢純太
出版社:信山社(盛岡)
発行年月:2008年04月
ISBN:9784434118074
種類:全集・双書 (SBC法科大学院シリーズ)
在庫状況:
1930年代、40年代の前半に、アジアは戦雲に満ちた。その下で引き裂かれた夥しい若人の青春が葬られた。彼らの「生」に意味を与える事こそは、後世を生きる後進世代の「仕事」でなければならない。中国というアジアの一地域に、「国家ナショナリズム」に基づいた、「法幣」(リーガル・テンダー)による「金融再編」の波が起った。日本はこの波動に対して、中国・東北三省地方における我が利権を守ろうとし、日中戦争に踏み込んでいった。「法幣」をキー・コンセプトにすれば、本書が分析する様に、中国のこの「金融再編」問題から、また、やがてアジア「植民地分割支配体制」全体の金融構造をも揺るがし、英米と日本の間で、壮絶なアジア「金融圏争覇戦争」を生起させることに進展して行った歴史が、読み解けるのである。
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