「…って、ここ魏じゃん!」妙に既視感を覚える展開に一刀は絶叫していた。そう、またしても趙雲のミスリード!迷子になったあげく敵地へと踏み込むかたちとなってしまったのだ。しかも、諸悪の根源である趙雲は突然身体から煙を噴き出して倒れてしまう始末。冒頭からいきなりピンチな一行を救ったのは、意外にも逃避行中の董卓であった。道案内込みで神医華佗を紹介してもらったまではよかったが、目を離した隙に董卓が野盗に誘拐されてしまう。そして悪い事は重なる。丁度山賊狩りをしていた曹魏の軍によって野盗は倒され、董卓が魏軍に保護されてしまったのだ。素性がばれたらただでは済まない、それ以上に美少女好きの曹操がそのまま解放するとは考えにくく色々一大事。そして救出に手間取っているうちに、水面下では謎の儀式が着々と進んでいき、まさかの大惨事に発展する!さらにまさかの上下巻。