価格: | ¥3850 |
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著者: | 榎本正嗣 |
出版社: | 玉川大学出版部 |
発行年月: | 2000年05月 |
ISBN: | 9784472401619 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
本書ではコミュニケーション上最も重要だと思われる、アクセント、リズム、イントネーションなどを含む「プロソディー」を1-3章で扱っている。プロソディーは言語発音の根幹を成し、言語発音を特徴づけるものであり、単音の発音にも影響を与える。4-5章では母音、子音の単音の発音について述べている。特に実際の発音時に現われる音(異音と呼ぶ)に重点をおいた。頭で認識している「音」(音素と呼ぶ)と実際の発音はかなり異なっている。言語音を聞くときに、耳にするのは「異音」であり、聞き取り上の問題の多くは、音素と実際の発音の違いに起因することが多い。6章では日英語の音変化の特徴を示してある。単音の発音は文脈により多様に変化する。この変化は母語においては「自然」だが、外国語では様相が異なる場合がある。