価格: | ¥880 |
著者: | 高橋敏(歴史学) |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2007年12月 |
ISBN: | 9784480063984 |
種類: | 新書 (ちくま新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
江戸の教育といえば、「寺子屋」「読み書き算用」だが、その内実はどのようなものであったのか。寺子屋では子ども一人一人に応じて、社会に出て困らないような、「一人前」になるためのテキスト(手習教本)が用意され、そうした文字教育は非文字の教育(しつけ・礼儀)と不可分のものだった。地域において教育を担ったのは、名望家の文人たちであり、そのネットワークが日本中に張りめぐらされ、教育レベルを下支えしていた。その驚くべき実像を、近世教育史の第一人者が掘り起こす。