価格: | ¥1650 |
著者: | 班固/小竹武夫 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 1998年01月 |
ISBN: | 9784480084040 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
漢の高祖(前206)から、新の王莽(23)まで、『史記』に次ぐ第二番目の中国正史『漢書』全100巻(現行120巻)。帝王の業績「帝紀」、系譜の「表」、文化・地理などの「志」、人々の事蹟「列伝」、その記述は、歴史における個人の役割を重視した。人々の生きざまを、その弱さ愚かさをも含めて克明に描き、人間の運命を洞察する歴史文学として底知れぬ魅力をたたえ、後世史家の範となる。「権勢利慾の交わり、古人これを羞ず」。第4巻は、悲劇的基調をたたえて展開する「列伝」冒頭。