価格: | ¥1100 |
著者: | 志賀浩二 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2013年03月08日頃 |
ISBN: | 9784480094230 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | |
「数学は自由である」と宣言したカントルが確立した新しい数学、集合論。「無限」を数学の概念として明確に取り入れる集合論は、過去の伝統を一切背負わない数学であり、その誕生は言わば「抽象数学」から「捨象数学」への大転換を宣言するものであった。本巻ではカントルの諸論文やハウスドルフの著作『集合論概要』などを読み解きながら、19世紀後半から20世紀半ばまでの流れを辿る。ユダヤ人数学者たちの目覚ましい活躍により展開した20世紀数学、「自由で開かれた数学」は、情報化の進展したいま、どのように変容していくのだろうかー。全3巻完結。