価格: | ¥1320 |
著者: | 吉本隆明 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2013年01月 |
ISBN: | 9784480095176 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | |
思想家・吉本隆明は何を読み、どこに着眼し、どのように自らの思想を鍛えてきたのかー『古事記』歌謡、祝詞『六月晦大祓』『大殿祭』から、大江匡房『傀儡子記』、『おもろさうし』、藤原定家『毎月抄』、法然、親鸞、世阿弥、漱石・鴎外・柳田・折口、はては千石イエスや藤田まことのことば、天草方言まで。さまざまな分野にわたる古今の膨大なテクストから、注目すべきくだりを選び、簡潔に解説、そこからどのように考え、何を自分の思想の糧にしてきたのかを述べてゆく。生涯の思想の軌跡をアンソロジーに託して綴った本書はまた、吉本隆明に導かれて読む日本思想史のエッセンスでもある。