価格: | ¥1320 |
著者: | 宇野 弘蔵 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2016年06月08日頃 |
ISBN: | 9784480097309 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | |
資本主義のメカニズムを明らかにするために、経済学はどこまでも科学的でなければならないー。戦後のマルクス研究を主導した宇野弘蔵。彼は教条的な『資本論』読解を批判し、純粋な科学として再構成することを企てた。本書では、経済学が取り組むべき根本課題から語り起こし、自然科学と社会科学の違い、マルクス理論の核心を踏まえたうえで、三段階論に代表される自らの理論を紹介していく。さらにマルクスの一連の著作をコンパクトにまとめた論考も収録。今日の資本主義を分析するために、マルクスをどう活用できるのか。その可能性がもっとも明快に示された一冊。