価格: | ¥1100 |
著者: | 柄谷 行人 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2017年01月10日頃 |
ISBN: | 9784480097736 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
われわれは、もはや脱構築ではなく、建設をこそ語らねばならないー。あらゆるものが瓦解したこの20年間に、思想家・柄谷行人は、はたして何を考え、語ってきたか。本書は、その崩壊が誰の眼にも明らかとなった1995年以降の講演を著者みずから精選した、待望の講演集である。近代文学の使命とその盛衰を反照的に論じた「近代文学の終り」、日本にいつしか根づいた特異な民主主義観を、近代における個人化という根源から再考する「日本人はなぜデモをしないのか」など、計11本の講演を収録。その言葉には、いま最も必要とされる強靭な思想が確かに宿っている。学芸文庫オリジナル。