価格: | ¥1320 |
著者: | 岡本 隆司 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2019年06月10日頃 |
ISBN: | 9784480099273 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫 オー29-1) |
在庫状況: | 在庫あり |
「愛国」が「反日」と結びつく不可解な国・中国。この構造は近世史・近代史の過程で形づくられた。1919年、北京の学生運動を皮切りに広がった五四運動は、現代に続くその出発点である。満洲事変をへて日中戦争へ向かうなかで、反日運動は「抗日戦争」と名を変えて最高潮に達した。本書は、日本・中国の近世史・近代史を政治・外交・経済・社会・思想にわたる全体史として描きだすことで、「反日」の原風景を復元し、ナショナリズムの核心にある「反日」感情の構造を解き明かす。古代から現代までの日中関係を俯瞰する論考を増補した決定版。