価格: | ¥1430 |
著者: | 加藤 典洋 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2019年10月09日頃 |
ISBN: | 9784480099457 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫 カー38-2) |
在庫状況: | 在庫あり |
英訳された作品を手がかりに村上春樹の短編世界を読み解き、その全体像を一望する画期的批評。短編小説からアプローチすることで、村上がそのデビュー時から、どのような課題にぶつかり、固有の困難を自らに課し、それらを克服してきたかが見えてくるー。上巻では、「言葉」か「物語」かの二者択一という問いに突き当たった「初期」、そして、本格長編『羊をめぐる冒険』以降、はっきりと「物語」に軸足を置くことになった「前期」の作品群をあつかう。英語での講義をもとに日本語で書かれた、平明にしてライブ感あふれる一冊。