価格: | ¥1650 |
著者: | 木村 靖二 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2022年08月10日頃 |
ISBN: | 9784480511317 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫 キー33-1) |
在庫状況: | 在庫あり |
第一次世界大戦末期の1918年11月、キール軍港で勃発した水兵蜂起は、海軍から陸軍へ、さらに一般民衆を巻き込みながら国内全域へと広がっていく。この「ドイツ革命」は、世界にその国力を誇った帝政ドイツに終焉をもたらし、以後ドイツは、ヴァイマル共和国、ナチス政権と、短期間で大きく国制を変えていくことになる。その出発点たる「革命」は、いかなる性格のものであったのか。本書は、“兵士の革命”を、軍内部を軸として詳細に分析し、その後のドイツ史と20世紀ヨーロッパ史全体へとつなげる野心的な試みである。