価格: | ¥2860 |
著者: | 清水静海/清田澄子 |
出版社: | 東洋館出版社 |
発行年月: | 2000年01月 |
ISBN: | 9784491015842 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
これからの教育は、「学習の質」をこそ問うべく発想の転換を図らなければならず、ゆとりの中で「生きる力」をはぐくむことが求められています。知識そのものは、単一の形では生きて働く学力とはなりません。体験を通して獲得した知識は、生活の中で躍動的な生きる力となって活用されるであろうし、主体的な目的遂行、課題解決の過程で獲得した知識は、子どもなりの論理の筋道の構築の中で認識され、やがて「生きる力」の源となって働くであろうと考えます。算数科において、この「生きる力」について考えてみますと、基本的な原理や原則に裏打ちされた「基礎的な知識と技能を身に付ける」「日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考える」能力と「活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付く」「進んで生活に生かそうとする」態度を育てることと言えます。また、この能力・態度は主体的な算数的活動を通して実現されます。本書に掲載された各事例は、よりよいTT(ティーム・ティーチング)を目指して工夫・改善を加えていただいたもので、完成されたTTの展開ではありません、さらに工夫や改善の余地が残されています。