価格: | ¥2200 |
著者: | 沢田勲 |
出版社: | 東方書店 |
発行年月: | 2015年10月 |
ISBN: | 9784497215147 |
種類: | 全集・双書 (東方選書) |
在庫状況: | 在庫あり |
前二世紀から後一世紀にかけて、モンゴル高原を中心に強勢を誇った騎馬遊牧民・匈奴と、秦漢帝国とが、中国北辺や西域を舞台に激しい攻防を繰り返したことは中島敦「李陵」、井上靖「異域の人」などの文学作品や、王昭君の故事などによってよく知られている。本書では、この北アジア史上最初に登場した騎馬遊牧民の勃興から分裂・衰退までをたどるとともに、考古学的知見をもとにその社会・文化を紹介し、古代遊牧民の実態を解き明かす。さらに匈奴の歴史を通じてユーラシア内陸部の遊牧民が東西の歴史に及ぼした影響をも考察する。一九九六年の刊行以来、地道に版を重ねてきたロングセラーの新訂版。