価格: | ¥2750 |
著者: | 田中平三 |
出版社: | 南江堂 |
発行年月: | 2000年04月15日頃 |
ISBN: | 9784524220960 |
種類: | 全集・双書 (栄養・健康科学シリ-ズ) |
在庫状況: | |
公衆栄養学を取り巻く社会情勢は、ここ数年、大きく変化した。1999年(平成11年)6月に「第六次改定日本人の栄養所要量」が答申された。アメリカ、カナダで生まれた食事摂取基準(dietary reference intake)という概念が導入された。アメリカ、カナダでは、この概念に基づいた数値策定は、2000年1月現在、一部のミネラル、ビタミンに限られている。エネルギー、主要栄養素、多くのミネラル、ビタミンを網羅したのは、わが国が世界最初である。しかし、その概念、利用方法の解釈には混乱も認められる。所要量策定検討会委員の間でも見解の差があるようである。アメリカ、カナダでも同様の状況である。国際的に食事摂取基準の概念が十分に理解され、普及していくには、2〜3年はかかるものと思われる。この改訂第4版は、その先端をいく内容を盛り込んだものである。