価格:¥8250
著者:槇野博史
出版社:南江堂
発行年月:2000年10月15日頃
ISBN:9784524222483
種類:単行本 (プラクティカル内科シリ-ズ)
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現在の腎臓領域における最大の問題は、糸球体障害の進展による腎不全患者数の増加である。現在わが国の透析患者の3/4は慢性糸球体腎炎もしくは糖尿病性腎症である。糖尿病性腎症の多くは進行するとネフローゼ症候群を呈するので、腎炎・ネフローゼ対策が急務である。そこで本書では第一線で腎疾患の診療に携わっておられる先生方のために、蛋白尿・血尿などの尿異常を認める患者さんにどのようにアプローチして的確に診断し治療するかに主眼をおいた。また、代謝異常、高血圧、パラプロテイン血症などにより腎障害をきたすが、これらの疾患も増加している。また逆に腎臓は全身性疾患の診断の手掛かりとなることもしばしば経験するので、全身性疾患に伴う腎障害も積極的に取り上げた。日常臨床で遭遇する、腎疾患患者の妊娠、手術などの際のケア、また最近問題となっている薬物による腎障害も含めた。さらに腎臓病学の進歩により、糸球体障害の分子機構が次第に明らかにされてきたが、最新のトピックスにも触れた。
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