価格: | ¥4840 |
著者: | 柴田高好 |
出版社: | 日本評論社 |
発行年月: | 1986年12月 |
ISBN: | 9784535576315 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
本書は、近代自然法国家理論が、19世紀ヘーゲルの法ないし政治哲学において、いかに受容せられ、そして超克せられんとしたかを、主に扱うものである。対象は1821年のヘーゲル『法哲学要綱または自然法と国家学概要』にしぼられ、全体は大きく市民社会論と国家論との二つに分けられる。このうち市民社会論が近代自然法国家理論に即応ないし対応し、国家論がそれを批判するヘーゲル独自の国家理論の考察ということになる。