価格: | ¥764 |
著者: | 梅本育子 |
出版社: | 双葉社 |
発行年月: | 2002年06月 |
ISBN: | 9784575661293 |
種類: | 文庫 (双葉文庫) |
在庫状況: | |
浅草堂前の岡場所、女郎のいる局長屋が建ち並ぶ道の真ん中に、化物灯篭と呼ぶ名物灯篭があった。その灯篭に頭をぶつけて殺された男の懐に三百両の大金が。それは売られて来たばかりのおきくを身請けするための金だった。遊所で飯を食っている路地番の小太郎、おきくに会いに来た室町横町の料理屋桃川の息子登代吉、それにおきくを結ぶ縁とは…(『萩灯篭』より)。