価格: | ¥712 |
著者: | 氷月 葵/安里 英晴 |
出版社: | 二見書房 |
発行年月: | 2019年05月27日頃 |
ISBN: | 9784576190778 |
種類: | 文庫 (二見時代小説文庫 10) |
在庫状況: | 在庫あり |
老中の駕籠行列は、登城の際、走るのが慣例だ。事件が起きたときだけ走れば、人々に異変を知られる。いつも走っていれば、気づかれようがない。そのために走ることが定着し、飛駕籠と呼ばれる。その飛駕籠に六人の百姓衆が駆け込んで直訴した。郡上藩からの者であった。御庭番の加門がそれを目撃していた。加門は本丸中奥の将軍家重の御用取次・田沼意次の部屋を訪ねた。