価格: | ¥968 |
著者: | 鈴木 宣弘 |
出版社: | 平凡社 |
発行年月: | 2021年07月19日頃 |
ISBN: | 9784582859799 |
種類: | 新書 (平凡社新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、“農業消滅”が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。