価格: | ¥942 |
著者: | 近衛龍春 |
出版社: | ベストセラーズ |
発行年月: | 1998年02月 |
ISBN: | 9784584178065 |
種類: | 新書 (ワニの本) |
在庫状況: | |
ふたたび天下一統へ野心をたぎらせる織田信長は、小田原城を包囲した。ついで北条勢を一掃すべく若き将兵を中心に関東平定の軍勢が仕立てられる。攻略軍の一翼にあり、本能寺の変の教唆犯でもある徳川家康は生きた心地がしない。不安を胸底に隠す家康の面前に一通の書状が届けられた。差出人は、前関白太政大臣近衛前久。信長弑逆を企らんだ黒幕の一人である。送られてきた書状の封をためらいがちに開いた家康の顔色が変わった。一方、中国にいる豊臣秀吉も変に加担した事実は逃れがたく、懊悩が続いていた。深いため息をついた秀吉の元へ珍客が訪れる。信長の実弟、織田有楽斎。天正の世に再臨した信長を再度抹殺すべく、黒幕たちも暗躍し始めた。さらに、時を経た二二九五年では、茂利光昭に改変された歴史を正すべく〔天正潜入〕のプロジェクトが始動していた。