価格: | ¥880 |
著者: | 大村芳弘 |
出版社: | ベストセラ-ズ |
発行年月: | 1998年04月 |
ISBN: | 9784584178102 |
種類: | 新書 (ワニの本) |
在庫状況: | |
ルーズベルト米大統領の狡智な企みによってついに勃発した太平洋戦争。開戦後、5カ月を経た昭和17年(1942)4月下旬。大下首相、正田連合艦隊司令長官は、この戦争継続のためには欠かすことのできないシーレーン(海上交通路)の確保に躍起となっていた。日本側もしくは中立の立場を堅持する沿岸諸国との友好関係を確固たるものとする-アジア・シーレーンの確立は急務であった。米軍の橋頭堡であるフィリピンを手中にしたことは、実に大きな成果であったが、米比軍最高司令官マッカーサーがこのまま手をこまねいているはずはなかった。折しも、米太平洋艦隊に新しい司令長官が着任し、戦争はさらに深みにはまっていく。アジア諸国と日本を結ぶシーレーンという大下首相の壮大なる構想はどう展開していくのか。